べた基礎と布基礎

現在、施工している住宅の基礎形状は

べた基礎と呼ばれている形状です。

形は・・・

 

のような、形です。

基礎の幅や、地面に埋め込む深さなどが細かく決められていて

それを満たしていれば、施工可能です。

もう一つの基礎形状はというと・・・

布基礎です。

布基礎の形状は・・・

こんな、形です。

べた基礎に比べて床のコンクリートが少ないのが特徴です。

コンクリートと配筋量が違いますね。

 

これだけ見ると、べた基礎と布基礎どちらが良いかと聞かれたら

べた基礎!ってなりますよね。

でもこれ、間違いなんですよ。

布基礎が正解ではなく、どちらも特徴があり建物の構造や重さに

よって使い分ける必要があります。

一般的な、木造住宅はべた基礎が最もポピュラーです。

また、軽量鉄骨の住宅などは部分的に荷重がかかるので

布基礎が採用されていることが多いです。

なので、用途によってきその形状も決まるということなのです。

べた基礎のメリットは何でしょうか?

シロアリが直接床下からは入りにくい。

そもそも、湿気が上がってこない。

これは、先日のブログでもお伝えしたように、防湿シートを敷いて

コンクリートで抑えてしまうので、湿気が上がってこないのです。

布基礎は、重量物の場合は必要な基礎なので、これまた利点でしょう。

どちらの基礎も、地盤が軟弱では無意味ですので、地盤調査の結果

補強が必要な場合は、確実に地盤補強を行いましょう。